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1月悲しみの中にも学びが

悲しいことではありますが、この寒さの中で今年に入って数件の葬儀に参列してまいりました。

愛知専門尼僧堂堂長・長野県塩尻市無量寺東堂の青山俊董老師から我が家の母の葬儀の時に聞かされた話を今また思い起こします。

葬儀の大きな意味の一つは、死者の最後の遺言を聞くところにあると。先に逝かねばならぬ人が、全身心をあげ後に残る者たちに遺す
一言があるとすれば、それは何か・・・・

「死ぬんだよ。あなた方も。必ずこの日がやってくる。しかも予告なし、まったなしに。いつお迎えが来てもよいように、毎日、毎時間を大切に生きなさい」これが死者の最後の後に残る者へ贈る一言ではなかろうか。

命の重さがわかれば、その命をどう生きたらよいかも見えてこよう・・・命をかけて死を眼前につきつけ、“しっかり生きよ”と
語りかけて聞くところに葬式の意味があろう・・・・

このお話をお聞きして身が締まる思いをしたものです・・・
そして厳しいけれどこの「現実」をこの1月に感じるのです

何年も参禅会をご無沙汰しておりますが、青山俊堂老師の教えは
こんなときにいつでも思い出させてくれているのです

        感謝いたします・・・・・

        また参禅会に参加いたしたいです・・・

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